モラの矛先

今日は恩師のお墓参りに行ってきました。
毎年、お盆には野郎も一緒に行きます。お墓参りの後に近くのお店でご飯を食べるのが慣例となっているのだけれど 、今年は家を出るのが遅くなりお墓参りの前にお昼ご飯を食べることになりました。

定食を3つ。私と野郎は一つずつ。子供達は二人で一つ。上の子は食が細いし、下の子もまだ小さいので確実に余るだろうから野郎はそれを食べるつもりなんだろうと思っていました。 さっさと野郎は食べ終わり、子供達のものを食べようと思ったのでしょう。「どうせ食べきれないから、パパに渡しなさい」そう言われた上の子は「イヤ。ママにあげるもん」そこで、和やかだった空気は固まりました。「ならいい! じゃあお前は全部食べるんだな。 食べきるまで帰らないからな!」と怒りだしました。上の子も空気を読んでヤバイと思ったのでしょう。みるみる間に目に涙を浮かべて泣きそうになってしまいました。それでも野郎は「お前が全部食べると言ったんだからな! 本当に帰らないからな!」とグチグチ。 上の子はどんどん萎縮していきます。 さすがにお昼時のお店は混んでいるので野郎は小さな声でグチグチ。 私も「もういいでしょ?」と言ったけれど、「食材を無駄にする癖かつく!」と。

私は人の目がある場所は安心だと思い、わざと大声で「なんでそんなに追い詰めるの!」と叫びました。お店が一瞬、シーンとなりました。人目を気にする野郎は恥ずかしかったんだと思います。